Ohori's Blog

2006-09-28

Ohori's essay vol.5 「キン・モク・セイ」

この時期になると、どこからともなくキンモクセイの甘い香りが漂ってきます。大堀はこのキンモクセイにいつも季節感を感じてきました。花は可憐で、香りは上品、そして咲いたと思ったらすぐに散ってしまう…何とはかなく、何と魅力的なのでしょう。
大堀の中では季節の花は決まっていて、春は「桜」、夏は「向日葵」、秋は「キンモクセイ」となっています(冬は「ポインセチア」かな?)。「桜」は華やかでフレッシュな春の始まりを演出し、「向日葵」は元気いっぱいに楽しい夏の訪れを告げてくれます。「キンモクセイ」ははかなく静かな短い秋を感じさせてくれます。

そもそも「キンモクセイ」とは何ぞや?
大堀は調べてみました。「キンモクセイ」は「金木犀」と書きます(大堀はずっと「金木星」だと思っていました…)。木犀(もくせい)科、学名Osmanthus fragrans var. aurantiacusといい、Osmanthusはモクセイ属、fragransは芳香のある、aurantiacusは橙黄色の、という意味。Osmanthus(オスマンサス)はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」が語源で、「香り高い花」という意味だそうです。原産は中国南部、金木犀の中国名は「丹桂」(“桂”は木犀のことを指します)。金木犀の“犀”の字は「固い、鋭い」の意味があり、とすると金木犀は「固く鋭い枝から金色の花が咲く」という意味なのでしょうか。
それから金木犀を調べていくと必ず「雌雄異株」という言葉が出てきます。これについても調べたところ、植物にも雄と雌に分かれているものがあって金木犀はこれにあたります。雌の金木犀は実もなり食べられるとか。残念ながら日本で栽培されているのは殆ど雄株だそうです。たしかに伴侶がいないためか、実をつける金木犀は見たことがありません。(繁殖自体は挿し木でするそうです)

なぜ私はここまで金木犀に魅力を感じるのでしょうか。私なりにキーワードを見つけてみました。「響きの良い名前」「期間限定で咲く花」「上品な香り」の3つに絞られるようです。「きんもくせい」という不思議な響き、期間限定という言葉に思わず飛びついてしまう女心、香水のような上品で甘い香り。どれも世の女性が好みそうな内容ですよね(笑)
毎年金木犀が咲くと、去年の今頃はこんなことをしていたなぁと思い出します。来年の今頃もまた今日の私のことを思い出していることでしょう。「キンモクセイ」の魅力的な香りに包まれて…。

余談ですが、白い花をつける「銀木犀」とうものもあるそうです。(写真下)


posted at 15:17:13 on 2006-09-28 by Ohori - Category: General -

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