Ohori's Blog
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2006-10-26
Ohori's essay vol.6 「ハロウィーン(Halloween)」
今月の初め頃から、雑貨屋や花屋、スーパーなどにオレンジ色の物体がゴロゴロしている。かぼちゃである。かぼちゃといえば煮つけや、長岡で言えば「
べた煮」(郷土料理)、あとはおいしいスウィーツなどが思い浮かぶ。
そうか…もう
ハロウィンか。私が知っているハロウィンとは、毎年10月31日にかぼちゃやおばけの何かを飾り、仮装パーティーみたいなものをして子供達はいろいろな家にお菓子をもらいに徘徊する。といった程度である。一体どこの国の何の行事なのかはよく知らず…。
調べていくと、どうやらキリスト教の行事らしい。精霊や魔女から身を守るため、恐いものを飾って魔除けにするといったところでしょうか。私がハロウィンを知ったのは、おそらく高校生くらいの頃だったと思います。幼稚園や小学校の頃なんかは、ハロウィンのハの字も出てこなかった。これだけハロウィンがメジャーになると、かぼちゃ業界もウハウハだろう。この時期日本人の食物繊維の摂取がグンと上がるに違いない。ふと思い出したが、バレンタインデーなんかももともとは、チョコレート業界が仕掛けたイベント。ということは、ハロウィンはかぼちゃ業界、もしくはJA(農協)の仕組んだ罠?!(笑)。全く夢をなくしてしまう大人の発言をしてしまった自分に嫌気がさしてしまう…。
ところでいつもこのようなつまらない独り言を、このブログに載せていいものかと考えてしまう。本当は皆さんの研究に役立つ事を書かねばとは思うものの、そんな知識が大堀にあるわけでもなく。ただ、これを通じて大堀を知っていただき、普段顔をあまり合わせないメンバーにも読んでいただき、皆様の休憩的なページになったら良いなと思うのです。
さて、おばけつながりでもう一つ。
今日、朝のニュースを見ていると「小学六年生で特許取得」という話題が出ていた。
何事かと、昨日の夕飯の残り飯をかっこみながら見ていると、富山の小学六年生が「かさおばけ」という発明をしていた。どういうものかというと、昨今、傘の忘れ物が非常に目立つというところに目をつけた少年が(目のつけどころが既に小学生離れしているような…)、傘の忘れを警告する装置で、装置は電動式で人が前を通るとセンサーが感知しビニール傘がモーターで開閉するという仕組み。ほうほう、これは中々と関心。建物の入口におけば、急に置物の傘が動き知らせてくれる。傘には親切に「かさ、もった?」のメッセージつき。これは思わず「あれ?傘もってたっけ?」と考えてしまいますよね。
この少年のすごいところは、他にも自身でいろいろ作成しているそう。お金がないので家にあるもので、しかもほとんどが母親のために役立つものだそうです。その手作りの説明書を読むたびに母は涙するという。そりゃ、母親じゃなくとも涙が出てしまう。
将来は、戦争をなくす道具を作りたいとのこと。ミサイルを発射したらお花の種がばらまかれ、兵士たちが戦意を思わずなくし、世界中お花畑になるというイメージなどなど、これまた涙が出てしまう。朝から思わぬ感動にひとりで拍手喝采の大堀。
最後にこの「かさおばけ」というネーミング、非常に親しみやすく商品化できそうな感じだが、特許庁から授与されたものには何だか難しく堅苦しい名前がついていた。忘れてしまったがたしかそのままな感じで「傘忘物警告装置」だったか。商標登録しないとかわいいネーミングはつけられないのかしら?
<おまけ>
下の写真は、私が発明(作成?)したハロウィン特製フェルト飾りです。予算しめて150円。3時間の大作(?)である。特許でも何でもないが、名前をつけるとしたら「西洋式南瓜祭布製装飾」といったところでしょうか(笑)
<おまけ2>
帰宅途中、久しぶりに見事な夕焼けに遭遇。携帯なのであまり伝わらないかもしれませんが、とにかく素晴らしく赤く綺麗でした。秋ですね。
2006-09-28
Ohori's essay vol.5 「キン・モク・セイ」

この時期になると、どこからともなくキンモクセイの甘い香りが漂ってきます。大堀はこのキンモクセイにいつも季節感を感じてきました。花は可憐で、香りは上品、そして咲いたと思ったらすぐに散ってしまう…何とはかなく、何と魅力的なのでしょう。
大堀の中では季節の花は決まっていて、春は「桜」、夏は「向日葵」、秋は「キンモクセイ」となっています(冬は「ポインセチア」かな?)。「桜」は華やかでフレッシュな春の始まりを演出し、「向日葵」は元気いっぱいに楽しい夏の訪れを告げてくれます。「キンモクセイ」ははかなく静かな短い秋を感じさせてくれます。
そもそも「キンモクセイ」とは何ぞや?
大堀は調べてみました。「キンモクセイ」は「金木犀」と書きます(大堀はずっと「金木星」だと思っていました…)。木犀(もくせい)科、学名Osmanthus fragrans var. aurantiacusといい、Osmanthusはモクセイ属、fragransは芳香のある、aurantiacusは橙黄色の、という意味。Osmanthus(オスマンサス)はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」が語源で、「香り高い花」という意味だそうです。原産は中国南部、金木犀の中国名は「丹桂」(“桂”は木犀のことを指します)。金木犀の“犀”の字は「固い、鋭い」の意味があり、とすると金木犀は「固く鋭い枝から金色の花が咲く」という意味なのでしょうか。
それから金木犀を調べていくと必ず「雌雄異株」という言葉が出てきます。これについても調べたところ、植物にも雄と雌に分かれているものがあって金木犀はこれにあたります。雌の金木犀は実もなり食べられるとか。残念ながら日本で栽培されているのは殆ど雄株だそうです。たしかに伴侶がいないためか、実をつける金木犀は見たことがありません。(繁殖自体は挿し木でするそうです)
なぜ私はここまで金木犀に魅力を感じるのでしょうか。私なりにキーワードを見つけてみました。「響きの良い名前」「期間限定で咲く花」「上品な香り」の3つに絞られるようです。「きんもくせい」という不思議な響き、期間限定という言葉に思わず飛びついてしまう女心、香水のような上品で甘い香り。どれも世の女性が好みそうな内容ですよね(笑)
毎年金木犀が咲くと、去年の今頃はこんなことをしていたなぁと思い出します。来年の今頃もまた今日の私のことを思い出していることでしょう。「キンモクセイ」の魅力的な香りに包まれて…。
余談ですが、白い花をつける「銀木犀」とうものもあるそうです。(写真下)
2006-09-05
Ohori's essay vol.4 「日本人はやっぱりシャイ?」
8月末、母と一緒にアイスショーを見に東伏見にあるアイスアリーナに行ってきました。
間近でフィギュアスケーターが見れるということで、なるべく良い席をとって見ました。大堀は大好きな荒川静香さん(トリノオリンピック金メダル)が見れるとあって、当日は気合十分!張り切っていました。いざ、ショーが始まり最初の登場が何と浅田真央選手(下写真)ではありませんか!これは期待が高まります。やはり、目の前で見るとかわいいのなんの。このアイスショーは有名選手がたくさん出演するとあって、お客様の歓声も割れんばかりです。中には、外国人プロスケーターも混じってのビッグイベントです。ただ、やはり日本のアイスショー…、日本人スケーターと外国人スケーターとでは歓声の大きさが違います。同じように素晴らしいスケーティングをしても、何か違うような…。違和感を感じつつも大堀は目の前の演技にひたすら感動していました。
そんな中、ひとりの男性外国人スケーターが登場。他の選手とは違い、ノリの良い曲で自らの手をたたきお客さんの歓声を仰ぎます。しかし!どうしてでしょう?なぜ日本人は盛り上がらない?!テレビの中継なんかを見てると、海外のショーなんかは声を出して立ち上がって大はしゃぎではありませんか。現にそのスケーターも少しおもしろおかしく「駄目駄目、もっと盛り上がって」というようなアクションをしていました。その時、大堀の奥底に眠っているお祭り魂が(笑)沸き起こり、思わず立ち上がり手を振って大はしゃぎ。周りは少し苦笑でしたが、ひとつ救いだったのは何とウチの母親までもがスタンディングしていました(笑)その甲斐あってかどうかわかりませんが、徐々にお客さんも盛り上がり最後には会場全体が立ち上がっての声援。「何だ、みんなやればできるじゃん」と、満足気な大堀、その横で顔を赤らめながら興奮状態の母。…似たもの親子です。
ひとりで大きな声を出したり、立ち上がって盛り上がるというのは、日本人としては少し勇気が入りますよね。私も実際はドキドキしながら立ち上がりましたから。
そうこうしているうちに憧れの荒川さんの演技も終わり、閉幕。最後はリンクの周りを選手達が回り、お客さんから花束やらプレゼントを受け取るという恒例のスタイル。大堀も花束を持ち、いざリンクの周りへ……。ところが…、さっきのシャイさはどうした?!日本人よ!!我が物顔でなりふり構わず、人の足は踏むわ体にはぶつかるわでわれ先にと選手達の周りへ集まります。おいおい、これくらいのパワーをショーの盛り上がりにも使おうよ…てな感じで、大堀も負けてられないとばかりに一番前の列へ。見事真央ちゃんんと荒川さんと握手に大成功!夢のような一日でした。
日本人のパワーの使いどころに違和感を感じながらも、習性ておもしろいなぁと。
よく国際映画際などで日本映画を放映すると、日本人と笑いどころが違うとか何とか。
おもしろいですね。
2006-07-06
Ohori's essay vol.3 「漢学の里」
先日、ドライブがてら「漢学の里しただ」(新潟県三条市R289道の駅)という所に行ってきました。漢学界の最高峰を極めた『大漢和辞典』の編纂者、諸橋轍次博士の記念館です。とはいえ、ご存知の方は少ないのではないでしょうか。私もこの大漢和辞典についての話しを三上先生にお聞きするまでは、同じ県民ながら全く知りませんでした。
諸橋博士は皇室との関わりも深く、浩宮徳仁親王方の名号称号の勘申にあたり、文化勲章、勲一等瑞宝章を受章しています。
幼い頃、母親が聞かせてくれる「西遊記」の話しが大好きで、それに興味を持った諸橋少年は漢学を学び、遠く中国への憧れを強くしたそうです。
後に、念願の中国留学がかなうわけですが、諸橋博士は文字の攻略に大変苦労し、中国にもない大漢和辞典の必要性を強く感じ、そして消えゆく漢学の歴史に危機感を覚えたそうです。そこで、前に大堀のエッセイでも少しふれましたが、本学図書館にある「諸橋大漢和辞典」の編集に取り掛かるわけです。しかし、第一巻を刊行してすぐに東京大空襲により全巻の資料を消失してしまうのです。記念館には、その幻となった大漢和辞典第一巻が展示されていました。これを某テレビ局の鑑定番組に出したら、一体いくらの値がつくのだろうと大堀はすぐに考えてしまうところが、人間小さいなぁと感じてしまいます…。
その後、何人かの有志が集まり、再び大漢和辞典の編集が始まります。
昭和35年(博士78歳)の時に全13巻完結。スタートから約30年でようやく完結したわけですが、博士はすぐに修訂版の発行を後輩に託します。
今回、一番驚いたのは、修訂版・語彙索引・補巻含む全15巻が完結したのは、博士が永眠されてから18年後の平成12年にようやく完成したということでした。ものすごく最近です。それほど時間のかかる、それこそ生涯をかけて完成させるといったものだと思います。記念館には、もちろん全15巻が堂々と展示されていますが、国宝級の輝きがありました!本当に立派です!これは是非、諸橋博士の生涯を知ってから見て欲しいと思いました。
漢学の里
2006-05-10
Ohori's essay vol.2 「世界を知る」
前に紹介した「技術者伝」のなかで、気になった人物に“五代友厚”という技術者がいます。彼は、天保6年生まれ、13歳にして世界地図を二部模写し一部を藩主に献上、もう一部で地球儀を作り世界の事情を調べ、航海術・砲術などを学びました。イギリス留学時には、産業革命後の近代産業を目の当たりにし、貿易と産業によって世界の大国となりえたことを知ったそうです。それにともなって、彼は留学生派遣の必要性に強い熱意をもっていたようです。やはり、広い視野で世界を知るということは、どの分野でも重要なことに思います。三上研究室にも留学生の方がいらっしゃいますが、皆さんやはり広い視野をもち、日々チャレンジされていることでしょう。
大堀もかつての仕事の分野で、その道のルーツを知りたくて本場ロサンゼルスへ渡米したことがありました。日本だけではどうしても表面的なものしか学べないのではないかと考えたのです。実際、ロスで学んだことはとてつもなく大きな財産になりました。何かこう、考え方が魂から違うというのでしょうか。内面的な部分から多くを学ぶことができました。
上記にあげた“五代友厚”のように、時代を代表する技術者達のほとんどはよく書物を読み、勤勉で、常に世界を視野に入れた考え方をもっていたように思います。外から学ぶことは、非常に多いです。ただ、自分たちの考えや誇るものを逆に世界へ発進させるのも重要だと思います。そうして、世界中の人々が学び合うことができれば、非常に平和的ですね。
2006-04-12
Ohori's essay vol.1 「難字」

突然ですが、この文字を見てすぐに読める人はいますでしょうか。
橫に読み方が書いてありますが、何となくわかるものもあれば何故これをそう読む?!といったものも中にはあります。この明らかに現代文には出てこないであろう不思議文字は、古い文献などに出てくる訓点です。ひと昔前、女子高生が単語を短縮して会話をしていたように、昔の人は文字を短縮していたのでしょうか。それにしても、右から2番目「トイウ」は、果たしてこれで短縮されているのだろうかと考えてしまいますよね。
さて、この難解文字の読み方を一体どこからひっぱりだしてきたかといいますと、本学図書館にあります『難字大鑑』という素晴らしい本からです。そもそも、この本を発見できたのも、現在、大堀が作成中の技術者伝ブログに載せる古い文献資料の難字を読解する為に、三上先生から教えていただいた「諸橋大漢和辞典」(これまた素晴らしい辞典でした)を検索中に見つけたものです。「難字大鑑」には、漢字の他にもこのような訓点、ひらがな、カタカナなどの旧字体が数多く載っていました。皆さんも今後、古い文献資料などを見ていて判読不能文字が現れたら、是非この本を参考にしてみてください。
今回の技術者伝ブログの作成にあたり、たくさんの旧字体を知りました。中には、入力の際になかなか出てこないものや、全く出てこないものもあり苦労しています。これからこういった古い資料などを写す場合、今回紹介したこの難字がJIS漢字に入っていると非常に助かるのですが…。まだ、先のことになるのか、もしくは全く無視され消されていくのか。いずれにせよ、これらの読み方をいくつか知っていれば、言語を研究していく上でも役にたつのではないかと思います。ちなみに大堀はこれまで読めなかった漢字も読めるようになり、テレビ番組の漢字クイズでは敵なし!といった具合です(笑)。
※参考図書:「難字大鑑」 山田勝美(監修)
2006-04-04
心機一転 改めまして
皆様、改めまして。308号室の大堀です。
新年度も始まり、新しい準備の方は皆さん進んでいますでしょうか。
新学期とは程遠い年令となってしまいましたが、久々に春というこの雰囲気を楽しんでおります。
さて私は現在、三上先生のお手伝いとして「技術者伝ブログ」というものを作成中です。そこには、明治時代に活躍した技術者達の半生や追悼文などを紹介します。生涯技術者として生きた人物の生き方や考え方など、大変興味深くそしてためになるものを皆さんにお伝えできればと思っています。
また、そういった仕事上で気づいた事や発見したものなどをこのブログで皆様に紹介したいと思っています。
昨年10月からお世話になっておりますが、私を知っている人も知らない人もここで改めて簡単な自己紹介をさせていただきます。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
大堀 祐子(おおほり ゆうこ)
出身地 新潟県長岡市
血液型 A型
好きな食べ物 野菜と辛いもの
趣味 スノーボード
主な仕事 事務(手続きや書類管理など)